「イングロリアス・バスターズ」
■泉コロナ「イングロリアス・バスターズ」クエンティン・タランティーノ監督
これはもう傑作。すげーおもしろかった。ナチの戦争映画というスタイルを借りて好き勝手やっている感じ。タランティーノの映画は無駄話が長く途中飽きることがよくあったけど、この映画は2時間半あっというまだった。個人的に一番笑えたのはイーライ・ロスの登場シーンでした。内輪ネタもすばらしい。
■平日のレイトショーで見たのだけれど、観客はおれひとりだった。貸切って喜んでいる場合じゃない。こんなにすばらしい映画なのに、みんなに無視されているなんてくやしいよ。こんな状況を許していいのか。この日を絶対に忘れない。映画のためにもっと真剣に生きなさいって神の啓示だ。きっとそうに違いない。